脱臭効果
■ 臭気の測定方法
三点比較式臭袋法は6人以上のバネラーに段階ごとに希釈した臭気を嗅いでもらい、どれくらい希釈   
したら臭わなくなるか測定し統計処理することにより数値を算出する方法です。
臭気濃度 1,000とは、その臭気を無臭の清浄な空気でちょうど1,000倍に希釈した時、始めて
においが消える強さを表します。
においを強弱で示しますが、においの質については評価されていないので注意が必要です。

■ 悪臭防止法
「悪臭防止法」では、22の特定悪臭物質の排出濃度基準による規制を行ってきましたが、平成
7年の改正により、人の嗅覚による臭気指数規制を加え、これら2方式の規制のうち、地方公共
団体はいづれかの方式を選び規制を行う事となっています。 同法による規制は、全ての事業所が
対象でレストラン等の飲食店舗も例外ではありません。

■ 臭気濃度と臭気指数
臭気濃度と臭気指数は下記のような関係があります。 

           N = 10 x log S
          N : 臭気指数    S : 臭気濃度


人間の嗅覚は刺激量の対数に比例するという、ウェーバー、フェヒナーの法則から、臭気濃度より
臭気指数の方がより人間の感じる感覚量に近い尺度です。   

■ 脱臭事例
臭気指数(臭気濃度) 脱臭効率
原臭 処理臭
弁当調理店
(ねぎ味噌カルビ)
32(1700) 22(170) 90%
ハンバーグ 35(3200) 26(400) 88%
ブラウンルー 39(7900) 22(160) 98%
シーフード調理臭 44(25000) 31(1300) 95%
カレー 39(7900) 22(160) 98%
スーパーマーケット
(惣菜+ベーカリー)
34(2500) 25(320) 87%


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